XeonDual PCI-X
RIOWORKSPDPEA
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憧れのPCI-XとHance
Rapidsの登場
Hance Rapidsというコードネームで知られる6300ESB ICH搭載Pentium4対応マザーボードが市場に出始めた。
このHance Rapids ICHで注目されるのははPCI-X(64bit/66MHzまで)をサポートする点で、875Pと組み合わせる事でFSB800/DDR400対応、AGP8X、SATA装備でPCI-X付きと言う装備を安価になったPentium4プラットフォームで手軽に組めるマザーボードが発売される事にある。 多くのハードディスクを接続して同時に利用する場合、一般的な32bit/33MHzPCI接続では完全にボトルネックとなっており、それは市販されている殆どのSATAホストカードが32bitカード用でも66MHzモードはサポートしている事からもわかる。
これまでPCI-X搭載のマザーボードと言えばサーバー&ワークステーション用ばかりで非常に高価な上に利用するCPUもXEONやOpteron用でこれもまた高価、さらに電源もEPS電源を用意しなければならないなど、価格的敷居が高すぎて手が出せなかったが、このHance
Rapids ICHの登場でで手軽にPCI-X環境が手に入るようになった訳で、もれはもう多連装リムーバブル運用マザーとして購入を検討せずにはいられない。
やっぱり帰る所は古女房?XEONマザー購入
利用するPCを全てAMDのCPUに移行して余っていた電源もメモリもCPUも使いまわせる上に最新装備で64bit/66MHzまでとはいえPCI-X装備のHance
Rapids搭載マザーは十分魅力的だったが、さすがはインテル、しっかりとハイエンド向けとの性能的な差別化を設けていた。
サポートする装備面で既に古いチップセットとは言え現行のサーバー&ワークステーション用チップセットであるE7505とP64H2はHubInterface2.0で接続され最大1GB/secの帯域を誇るが、Hance
Rapidsと組み合わされるノースブリッチの875P又はE7210とはHubInterface1.5で接続されている。問題はこのHubInterface1.5で最大で266MB/secの帯域しかない。通常の32bit/33MHz
PCIでは最大133MB/secなのでそれを考えれば2倍の帯域があるものの、この程度の帯域では容易に飽和させる事が可能で不満が残る事から導入を躊躇しつつHance
Rapids搭載マザーの価格をXEON用サーバー&ワークステーション用チップセットであるE7505マザーと比較しながら探してみて気づいたのだがマザー単体で見れば、E7505マザーでも一部の製品は生産終了でだいぶ安くなった物が店頭在庫として売られている事がわかった。
さらに細かく調べていくとそのマザーは通常のATXサイズでATX電源でも使える可能性もある上にメモリも意外と選ばないらしいと言う希望と不安に満ちた情報が散見され(使えたと言う情報が見つからないのが不安だが)これがうまくいけば、CPUさえあればかなり安くフルスペックPCI-X(64bit/133MHz)環境がそろう事になる。 と言う事で買ってしまったのがこのマザーRIOWORKS
PDPEA
Liteである。
PDPEA Lite |
基板裏面 |
CPUパッケージ内容 |
とりあえず、店員の「一個だけでホントにいいんですか?!・・・etc」という忠告を却下し、一番安いXEON
2、4Gを1個とマザーだけ購入。
さっさと帰宅しサーバー&ワークステーション用マザーとしては非常に不憫と思われるありあわせのパーツで組んでみた。
・まず、駄目元で電源は1998年のPentiumU時代に5800円くらいで購入したセール品ケースに付属のメーカー不明250WにATXの20PINをEPS24PIN+12V6PIN変換コネクタでかなり胡散臭いがとりあえずEPS電源化 まぁ2.4G程度なら十分と思われる
・メモリはDDR2100までをサポートしているが、DDRは最近の製品しか持っていない上に余っているのがちゃんとしたブランド品のDDR2100だけでこれだけはまっとうな組み合わせになってしまった。
・ビデオカードは2002年7月12日店頭発売日に購入したSISのXabre400採用Triplex
Xabre PRO 128MB
EPS12V変換ケーブル |
SANMAXの ELPIDA DDR2100 |
上記構成であっさり起動。挙動におかしな点も無く稼動
とにかくあっけなかったの一言。あまりにすんなり動作してつまらないくらい。
唯一、躓いたといえば付属CDからLANのドライバーを探すのに手間取ったくらいなもの。Broadcom製BCM5702 ドライバー
とりあえずベンチマークなど動かしてみてもXEON自体が速いCPUではないので結果に興味も無く退屈である。
問題もなくあまりにあっさり動作してしまい手持ち無沙汰でマザーボードをボーっと眺めてみるとさすが高価なサーバー&ワークステーション用だけに使用しているコンデンサを筆頭に部品類は豪華である。CPU周りはサンヨーのOSコンで固め、PCI周りもサンヨーのコンデンサー尽くしだ。
やがて、気になるのは空いているもう一つのCPUソケット・・・。
DUALにしてもスピードが2倍になるわけじゃないのでありがたみを感じる事は少ないと判っていても手持ち無沙汰でマザーボードを見るたびに空いているもう一つのCPUソケットが中途半端な気がして埋めたい衝動に駆られるのだった。
結局DUALだよ・・・。
結局、もう一個XEONを買ってしまった・・・。だって寂しかったから〜
同じショップで買うのは気が引けたので違うショップで買う事にしたが、ここで問題なのはSスペックの問題である。
通常DUALで使用する場合、各CPUのSスペックは同じ物を揃えるというのが前提である。が、よほど大きな違いが無い限り大抵の場合は動作する
intelのサイトを見ても同じようにSスペックは同じ物を揃えるというのが前提であるが、保障はされないが動く可能性がある事は遠回しに説明されている。
と言う事で、せっかくだからこれを機にSスペック違いのDUALを試す事にした。
初めに入手したSスペックはSL6YNで次に入手したのがSL73Lである。どちらも保障カードをショップで付けてくれたがショップによって代理店が違うようで保障カードは微妙に違う
スペックの詳細 |
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結局、上記程度のスペックの違いでは問題が無いようで、これまたあっさりと動作して拍子抜けである。
しかし、DUALになったからと言って通常操作で体感的に差があるかと言えば、まったく無い。わかっちゃいたけど虚しいのう・・・。
唯一体感できた事といえば爆音くらいのものである。とにかくサイレンか?!と思うほど五月蝿い。2階で扉を開けておくと1階のリビングまで聞こえる始末。
とても一般家庭に置ける代物じゃないと思われ、ヒートシンクとファンは交換したくなる事請け合い。
爆音XEON Dual
Sound (マウスカーソルを当てると再生されます) (((ステレオ)))
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ファンコン接続ついでにCPUファンを更に追加して2重化、MAX時の吸気音増大で迫力倍増。
本当は2重化するなら位相反転にしたいところだが、見つからなかったので安売りのファンをつけた
冷却能力にはあまり効果がないみたい・・・ 上段のファンは下段のファンを3000回転以上にすると通電しなくても吸気圧の力で勝手に回る。 |
XEONのDUALで手持ちのソフトの中で唯一パフォーマンスが上がったのがカノープスのMpeg
Craftだけだった・・・。
試す前から話は耳にしていたので特に驚きはしないが、まぁ使用する環境によってはDUALなどほとんど無駄であった。ハイパースレッディングにいたってはもう・・・
Mpeg Craftによる全エンコードにかかる時間は、左がAMD Athron
XP 2500+で、残り時間3時間14分51に対しXEONのDUALは2時間18分20秒と差が出た。
TMPEGencのフリー版でも試したが、フィルタをかけるとどちらも殆ど同じ時間となり、DUALの効果もハイパースレッディングの効果もまったく感じない有様。
フリー版じゃなくて製品版だと効果が出るのかどうかは不明。
さすがに複数のプログラムを起動し作業を同時にこなす場合はDUALの効果はあるが、現状の価格に見合うほどかどうかは?
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